はじめに
今後のRipple×XRPLedgerでは…、
- HiddenRoad|RipplePrime、プライムブローカーの開始
- 機関向けDeFi|XRP-Fi、許可制DEX、AMM、Vault、貸付プロトコル
- EverNorth|XRPを運用するデジタル資産トレジャリー(SPAC上場予定)
- G Treasury|企業財務トレジャリー
- Rail Finance|企業間でのトークン送金レール
これまで”国際送金決済”から → 垂直統合の”金融版Amazon”へと急速に変化を遂げようとしています。
XRPLedgerアップデート、金融機関向けXRP-DeFi、単一資産Vault、貸付プロトコル
XRP元帳では、2025年~2026年にかけて、複数のおおきな機能アップデートがRipple社の開発チームを中心に提案されています。

- 単一資産Vault+貸付プロトコル|RLUSD、XRP、のようなXRP元帳上資産を1つのVault(金庫プール)にまとめて保管し、その保有割合を「Vaultシェア」トークンで証明できる。さらに、Vault資産を「貸付プロトコル」により運用し、そのリターンをVaultの持ち主に返還するしくみ。
- 許可制DEX、許可ドメイン|アンチ・マネーロンダリング、KYCを必要とする金融機関がXRP元帳DeFiに参加できるようにするためのコンプライアンス機能。オープンなXRP元帳上で、許可されたメンバーだけが参加できるDeFi環境を作成することができます。
- MPT多目的トークン|債権トークンなど、いくつかの情報をもつ、さまざまな”多目的トークン”を作成できる。
- ZKPゼロ知識証明|XRP元帳にZKP(ZeroKnowledgeProof)が導入されれば、機関はデータ全体を公開せずに、情報を検証できるようになります。2026年1Q予定
- ネイティブスマートコントラクト|Future Release、将来的には
これらの主要なXRP元帳機能のアップデートは、Ripple社が本格的にXRP元帳を金融機関向けのユースケースで活用していくための前段階といえます。
Ripple公式Insight|Insight1 Insight2
RipplePrime|HiddenRoad、プライムブローカー業務
Ripple社は、急成長中の暗号資産対応のプライムブローカーである「HiddenRoad社」を、2025年10月24日に12.5億ドル(約1812億5000万円)で買収完了したことを発表しました。
- 機関投資家向けプライムブローカレッジ|クリアリング清算、債券レポ取引、ファンディング、クロスマージン、OTCスワップ、etc.
- XRP元帳Vault活用|HiddenRoad買収では、XRP元帳上のRLUSDを担保として活用することが発表されています。
- 年間クリアリング約3兆ドル|機関顧客300社超え、大手ノンバンクPBとしてもかなり大きな水準を処理しています。
機関流動性がRippleソリューションに統合されることで、Ripple製品群内での流動性に厚みがうまれ、これまでのRipplePaymentsなどの製品でもFXレートなどシナジー効果による好影響が生まれる可能性が高いです。
本格的に、機関投資家の取引がRipple製品群に呼び込まれます。
⭐ポイント:大量の機関流動性が、XRP元帳エコシステムに。
EverNorth|XRPを運用する上場型トレジャリー
元Ripple社副社長であるAsheeshBirla氏がCEOを務め、Ripple社の重要メンバーがアドバイザリーに名を連ねる「EverNorth」が、SPACを通じてNasdaq市場に上場(2026 Q1)する予定です。
- 初期は10億ドル規模を運用|初期の出資者により、10億ドル規模のXRPを上場型トレジャリーとして運用する。XRPを基本資産として運用し、XRPでのリターンを狙う。
- XRPN|ティッカーシンボル”XRPN”を予定
EverNorthは大規模なXRPのマーケットメイカーであるとともに、XRPと連動する上場型デジタル資産トレジャリー商品でもあり、市場でXRPの流動性を生み出しつつ、+αのXRPによるリターンを投資家にもたらす。
BitcoinのStorategy社(旧:MicroStrategy)のXRP版に近いです。米国会計では、未実現利益は課税対象外。毎期ごとに「繰り越し税金負債」として積みあがります。
銀行免許取得|米国ナショナル・トラスト・バンク口座、FRBマスター口座
Ripple社は、米国のナショナルトラストバンク口座のチャーター申請と、さらに、FRBマスター口座の申請をすすめていると言われています。
- 自社で準備資産を保全|RLUSDなど、実務面で自社銀行による保全・運用で完結できるようになります。
- FRBマスター口座|将来的にFRBマスター口座が開設されると、機関投資家向けの信用・運用効率があがります。
- 銀行業界からの反対|銀行団体からは、これらの暗号業界からの銀行免許申請に対しての反対運動がおきています。
Ripple社が銀行免許・FRBマスター口座を開設すれば、機関投資家や実務面での効率性が向上します。
GTreasury|企業の財務トレジャリー
Ripple社は、企業の財務トレジャリー(キャッシュ管理/決済/流動性最適化/リスクヘッジ、etc.)を提供するTMSベンダーである「GTreasury社」を約10億ドルで買収しました。(2025年10月26日)
- 企業の大口顧客TMSを一気に獲得|フォーチュン企業を含む大口顧客のTMSにRipple社のRLUSDや24/7決済を組み込めるため、RipplePayments製品の裾野を広げることができます。
Rail Finance|企業間でのトークン決済レール
Ripple社がB2Bステーブルコイン決済基盤である「Rail」を約2億ドルで買収し、2025年Q4でのクロージング見込みです。
Circle社がUSDCでB2Bステーブルコイン決済を提供しているように、Ripple社も「RLUSD」で企業間の効率的・低コストなステーブルコイン決済を提供します。